[05/08] 玉川大学 芸術学部アート・デザイン学科にて代表理事の町田が「環境問題とデザイン」の特別講義を実施。

玉川大学・玉川学園は学内に広い森を持つ緑豊かな大学として有名で、その森を生かした環境教育・研究が芸術学部や農学部などの学部を超えて積極的に行われています。
芸術学部アート・デザイン学科においても日頃から森(木)をテーマとした作品作りを進めています。
そのような中で、環境問題に向き合うための基礎的な考え方を養うための授業として、「環境問題とデザイン」についての特別講義を実施させていただきました。

> 玉川大学

都心から30分程の多摩丘陵に敷地61万m2と緑豊かなキャンパスをもつ玉川学園
画像1
玉川大学芸術学部で取り組む木材の活用プロジェクト

■ 「環境問題とデザイン」の特別講義
「環境問題といっても範囲が広すぎてつかみどころがない」と思われがちですが、だからこそまずは環境問題の全体像を理解することからスタートし、その後の専門分野への取り組みでも広い視野をもって課題に取り組める力を養う必要があります。

今回は1コマ90分の講義で下記の内容を実施しました。
 1.環境問題の全体像を理解する
   ・価値観のパラダイムシフト(環境革命)
   ・環境視点からのバックキャスティング 
   ・Sustainable Planet ワークショップ
 2.環境問題への世界の取り組
   ・デザインの役割
   ・EUのエコデザイン規則
 3.アップサイクルの挑戦
   ・アップサイクル事例
   ・アップサイクル課題提示

■ Sustainable Planet ワークショップ
あるプロダクト(今回は味噌汁)をテーマに、人工と自然がシームレスに循環する理想の味噌汁を考えます。
循環せずに廃棄になるかもしれず、自ら選んだ「具」について例を見ながらシートを埋めていきます。
シートを埋める過程で見えてくる、サステイナブルにならない課題や矛盾について議論していきます。
※本ワークショップはプロダクトを変えることで、より複雑な課題についても検討が可能で、その対策を考えることを含めた本格的なワークショップも可能です。

■「環境問題とデザイン」の授業や講義をご希望の方は下記からお問合せください。
 中学・高校生向け出前授業、あるいは企業向けの内容にもアレンジも可能です。
> CONTACT