ポートビラ市の記念日にQRコード革命⁉

こんにちは。伴道イルカです。
もちろん、ニックネームです。イルカの調教師をしていたことが由来です。
バヌアツ共和国で大好きな海と海の生き物を入り口に、子供たちに環境3Rを伝える活動をしています。


ポートビラ市の設立50周年の記念日


6月11日は、ポートビラ市の設立記念日で“ポートビラデー”と呼ばれています(何のひねりもなく、そのままですっ💦)。日本でいうところの区民の日といったところでしょうか?
今年は生誕50周年記念にあたり、各部署の紹介ブースや市内観光バスツアー、パレード、バンドにダンスなど、2日間にわたり盛大にお祝いをしました。

ごみ回収スケジュールをQRコードにしてペーパーレス化を推進

私が所属する廃棄物管理部では、市民の皆さんへむけた3R推進ポスターと新しくなったゴミの回収スケジュールのポスターを作成しました。
同僚のアニーちゃんが「市民に配るゴミ回収スケジュールのブローシャ―も作りたい!」と言ったので、3Rを推進している私たちはゴミの削減(reduce)モデルとして「QRコードを作ってみない?」と提案すると「おっけ・・・」と乗り気ではない返事が・・・。それでも、QRコードを作り「メールで、QRコードを送ったよ~」と伝えると「開けないよ~~~」との返事が・・・。
上手くいかなかったかな?と思い、彼女のデスクに行ってみてみると、添付したQRコードをクリックしてくれていました。(笑)
スマホでスキャンして、開いてゴミ回収スケジュールが見られると、「お~!!!!」と凄い感動!!! 
さっきの乗り気でない返事は、“QRコードを作る”の意味が不明だったのね!アニーちゃん!

その後、本部にQRコードを含めたポスターの印刷に行くと、QRコードに凄く感動したアニーちゃんが「これ、彼女が作ったのよ!」とReduceの意味とともに職員さんたちに宣伝をしてくれました。
地図を作っているマップオフィサーも市の業務全体に承認を出すタウンクラークもみんな大感動!
「これ、君が作ったのか⁉」「今度、うちの部署のもやってくれるか?」と思わぬところでペーパーレス化が推進されました!


無事リリースしたQRコードポスター

ポートビラデー当日には、ブースを訪れた市民の皆さんに3R推進の話をしたり、ゴミ回収のQRコードをスキャンしてもらったりしました。
スマホは、以前紹介したパンダナスのバック並みの普及率でみんな持っているのですが、QRコードのスキャンをすることが無いらしく、スマホはあってもQRコードスキャンアプリがない現象が・・・
それでも、スポンサー協力の会場無料WIFIでアプリをダウンロードして、回収スケジュールが開けると、
「お~!!!!」とやはり皆さん大感動!!

アニーちゃんのように“凄い!”とか“面白い!”と思えば誰かに伝えたくなるものなので、このままQRコードでペーパーレス化がパンダナスのバック並みに普及したら・・・と夢を見ています♡

QRコードを開発して、みんなが使えるようにしてくれた原昌宏さんとデンソーさんのお陰で、ポートビラ市はペーパーレス化への初めの一歩を踏みだしました!

開発者の原さんとデンソーさんにTank yu tumas!


>シリーズ企画:「サステイナブルライフを求めて」

<著者プロフィール>
伴道イルカ(おざわ ゆきこ)
カリブ海でイルカ・アシカの調教師として活動したのち、野生動物の保全(ワイルドライフ・コンサベーション)へと活動の幅を広げる。
現在は南太平洋のバヌアツ共和国で、大好きな海と海の生き物を入り口に、子供たちに環境3Rを伝える活動に取り組んでいる。体験と知識を生かし、持続可能な暮らしの在り方を楽しく発信中。


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