「高校生nanaのサステイナブルライフ」 個包装に思うこと

■ グアムではわざわざ ”INDIVIDUALLY WRAPPED” (個包装)の表記が!


日本は、食品・お菓子の一つ一つの細やかで丁寧、消費者への配慮が見られるような包装がされていることに気づいた。経験として2025年のGWでグアムに行った時に買ったお菓子、ほとんどが一つずつ包装されておらず、日本人の私は不便に思った。なぜなら友達に小分けで配りたかったからだ。包装されている商品には、わざわざ INDIVIDUALLY WRAPPED  (個包装)という表記がされていたのにも驚いた。日本で当たり前と感じていたことが、海外では当たり前ではないことを知った。

グアムで買ったお菓子

個包装「INDIVIDUALLY WRAPPED」の表記
(通常は個包装ではないものがほとんど)
個包装がわかる画像も書いてある

■ 包装を通して環境への対応が見えてくる

 また、海外の商品は包装に力を入れていないのか文化の違いなのか、、日本人にとって開けにくく感じる。中の商品のことを考えていないためか、ゆとりがなく割れやすいなどの批判的意見もあるが、環境面で見ると批判ばかりできないのではと考えるようになった。見方としては梱包に用いるプラスチックの削減に貢献してると捉えることもできるからだ。外国との差、面白さを感じる機会となった。

 日本では商品の包装を背景として、おもてなし精神や衛生面への配慮があるのだろう。それに伴い、梱包のしかたや開けやすくする工夫など多くの企業が取り組んできたことと思うが、現在、Uber eatsなどの宅配サービスの普及により、プラスチックの使用量増加が少なからず見られる。素材の開発(紙製にする)や、企業の対策、例えば身近なところでいうとスターバックスのストロー提供が植物由来のバイオマスプラスチックに切り替わる方向など、SDGsに対する意識、関心は高まっているのも事実としてあると思う。

 世界全体や各企業、個人など、多くの人に関係がある課題だ。環境を整備するために、また長期的に共存して行く人間と環境において、考え続けなければならない。

>シリーズ企画:「サステイナブルライフを求めて」


<著者プロフィール>
海老澤那奈 えびさわなな
身近な環境問題に目覚めた女子高生(2025年現在:3年生)。


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