和光大学は東京都町田市にある私立大学で「小さな実験大学」という理念のもと、自由で個性的な学びを重視している大学です。 今回の特別講義は芸術学部の情報メディア・デザイン・ゼミ(畑中ゼミ)で約15名の学生さんに対して特別講義を実施させていただきました。


■ 「環境問題に挑戦するアート&デザイン」の特別講義
畑中先生のゼミは、情報メディアを活用して社会課題に取り組む「ソーシャル・デザイン」にも積極的に取り組んでいます。
教室はメディア室で、グループワークがしやすい環境になっています。 SDGs関係のゲーム開発などのそれぞれ課題も念頭に受講しているようで、環境問題についての学生さんの意識も高く熱心に受講していました。

今回の講義ではデザインからの観点に加え、社会性を踏まえ「環境とアート」の視点からの内容を加えました。
具体的には「バックミンスター・フラー」の宇宙船地球号や現代美術の観点から「ヨーゼフ・ボイス」の社会彫刻など、思想や取り組みなどを取り上げ、現在の環境問題への答えがそこにあるかもしれないという内容です。
■ 講義はグラフィックレコーディングされていた!
畑中ゼミの大変ユニークな点は、さまざまな情報メディアを授業に取り入れていることで、この日も講義の内容を各自がグラフィックレコーディングで提出するということでした。
この方法は今回初めて取り入れたとのことで、提出は授業後でしたが聞くことと構成すること、表現としてそれをまとめて書くことを同時にこなさなければならないので、学生さんは必至に講義を聞かざるをえない状況になります。
この試みが続くと、1年後や2年後には立派なグラフィックレコーダーに育つのではと思いました。
実際に私の講義のグラフィックレコーディングを見せてもらいましたが、講義する側からみると各学生さんがなにに注目していたかが一目瞭然で、学生さんによってそれが違うということが大変よくわかりました。
また、自分自身の講義内容が外観できるのも大変参考になりました。


講義の最後は、Sustainable Planetの図を味噌汁をプロダクトとして埋めていくワークショップを行い、サステイナブルであることの具体的な例を考えてもらいました。

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